キュレーション、バイラルメディア、まとめサイトとアフィリエイト

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僕は遅かれながら最近知ったのですが、今のネット業界では「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」というものが流行っているみたいですね。

キュレーションサイト

日本経済新聞では「キュレーション」に関するホリエモンの声が紹介されています。

日本経済新聞:「キュレーション」大人気 メディアの支配始まるか(2014年7月4日)

堀江氏は、「マイルドヤンキーが高性能パソコンを手にした。今まで紙やテレビから情報を得ていた人たちが急速にスマホ(スマートフォン)シフトを始めている」という表現でスマホの利用が多くの人々に広がっている状況とメディアに与える影響を紹介した。

さらに、新聞、テレビ、オンラインメディア、個人のブロガーによる多様な情報発信により情報量が多くなったことで、情報を整理、編集して新たな価値や意味を与えるキュレーションが必要になったと背景を説明。

キュレーションとは「多くなった情報を整理、編集して新たな価値や意味を与えること」という行為のようですね。

ということは、「まとめサイト」もキュレーションサイトと言っていいのかな??

僕の中ではほぼ同義ですが、正確には違うみたいですね。

Yahoo!ニュース:ホリエモンドットコムのような個人キュレーションの時代が来るか(永江一石)(2014年2月3日)

キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれる。キュレーターの語源は、博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター)」からきている。

まとめただけでは単なる「まとめサイト」で、まとめサイトはキュレーションとは一般的に言われない。ここにキュレーターの手が入り、いろいろな評価を加えたり解説したりすることでキュレーションになる。重要なのは「誰がキュレーターになるか」ということです。

念のため、辞書サイトで「キュレーション(curation)」の意味を調べてみると「人力で情報を収集、整理、要約、公開(共有)すること。」とありました。

ちなみに、「NAVERまとめ」のサイトタイトルは「NAVER まとめ[情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム]」となっていますね。

Internet Archiveを見ると、 2011年3月5日までは「NAVER まとめ」というサイトタイトルでしたが、2011年3月13日から今の「NAVER まとめ[情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム]」というサイトタイトルになっていますね。

わりと早い時期から「キュレーション」という言葉を使っていたんですね。

バイラルメディア

マイナビニュースに「バイラルメディア」に関する詳しい説明がありました。

マイナビニュース:バイラルメディアとは?〜今知っておきたい!要注目のマーケティング・キーワード〜(2014年8月1日)

バイラル(Viral)とは「ウイルス性の」「感染的な」という意味で、「バイラルメディア」とはFacebookやTwitterなどのSNSの情報拡散力を利用して、インパクト・話題性のある動画や画像を中心とした記事に、短期間で爆発的なトラフィックを集めることを目的としたブログメディアを指す。

話題になりそうなコンテンツを集めて、検索エンジン経由ではなくFacebookやTwitterなどのSNSで拡散してもらってアクセスを集めるサイトを「バイラルメディア」と呼ぶようですね。

パクリ問題と著作権

「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」はオリジナルでコンテンツを作るのではなく、既存の記事・動画・画像などをメインにコンテンツが構成されているため、しばしばパクリ問題なども起きているようです。

netgeek:【悲報】旅ラボが海外のバイラルメディアから記事を盗用していることが判明(2014年8月26日)

旅系バイラルメディア「旅ラボ(TABI LABO)」が海外のバイラルメディアの記事を多数盗用していることがnetgeekの調査により明らかにになった。

「旅ラボ(TABI LABO)」というサイトは、多くの著書がある佐々木俊尚さんが編集長をしているバイラルメディアです。

確かにこの記事を読むと、盗用というか、翻訳しているだけのような気もしないでもないですね・・・。

「海外の記事を勝手に翻訳して記事にしてもOKなのかな?」と思ったので調べてみたところ、こんな声を見つけました。

やまもといちろうBLOG(ブログ):TABI-LABOは何を言っているの(2014年8月28日)

まあ、海外サイトを無断で翻訳して記事にして掲載してしまったのは落ち度と言えば落ち度ですが、紙媒体でやれば廃刊のレベルの不祥事ですね。

これって雑誌業界における特約契約を英語圏の媒体と結んで翻訳し、監修を受けなければやってはいけないことなんですよ。

それはキュレーションとは言いません。勝手にピックアップした英語記事の無断翻訳です。

独自の取材もつけずに単純に海外にある情報を翻訳して持ってくるメディアが果たしてキュレーターなんでしょうか。

やっぱり、契約した上で翻訳しないとダメみたいですね。無断翻訳はNGのようです。当たり前といえば、当たり前なのかもしれませんが・・・。

それと「海外記事を勝手に翻訳して公開」がOKになってしまうと、多言語で重複コンテンツが増えてしまうように思いますね。

上場企業であるサイバーエージェントとその小会社も複数の「バイラルメディア」を運営しています。

サイバーエージェント運営のバイラルメディアまとめ(2014年6月18日)

しかし、中にはパクリ記事として問題になっている記事もあるようですね。

netgeek:サイバーエージェントのバイラルメディアSpotlightが2ちゃんまとめアルファルファモザイクの記事を丸パクリ(2014年8月5日)

サイバーエージェントが運営しているバイラルメディア「Spotlight(スポットライト)」は8/2、2ちゃんねるまとめブログ「アルファルファモザイク」の記事を丸パクリした記事を投稿した。このバイラルメディアの何でもありの無法状態にネット上では批判の声が高まっている。

サイバーエージェントのバイラルメディアが次々とクローズしている件(2014年8月27日)

サイバーエージェントによるバイラルメディアの量産騒動もほとぼりが冷めたころ、さらなる珍現象が起こっていました。大量にリリースされたサイバーエージェントのバイラルメディア9サイトのうち「AmebaCOCO」「Sharely」「EQLAIR」の3サイトが、公開からわずか3ヶ月でクローズするというのです。

いくら「これはパクリだ」とか「著作権侵害だ」とか声を荒げても、所詮我々は第三者。セクハラや痴漢と同じで、被害者が訴えない限りバイラルメディア運営者によるパクリ行為はなくなりません。

ちなみに、Webサイトのパクリや無断転載は著作権法119条に該当し、最も多い刑で懲役10年以下、罰金1000万円以下となっています。本気になれば、そこら辺のバイラルメディアなら簡単に潰せます。

サイバーエージェントのような大企業なら罰金1000万円くらいなら払えそうですが、著作権法119条というのをチェックしてみました。

Wikibooks:著作権法第119条

漢字が多すぎて、僕の頭ではいまいち理解できませんが、、、確かに「十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金」「五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金」といった言葉が出てきますね。(著作権法はもっと簡単に分かりやすくしてほしいっす。。)

もうちょっと具体的なことが知りたかったので調べてみたところ、弁護士が著作権について答える記事を見つけました。

弁護士ドットコム:参照元に許可をとらないキュレーションサービスは著作権侵害となるか(2014年8月5日)

参照元のサイトに許可をとらずに、キュレーションサービスとして他の一部の記事や画像を自社のサービスサイト内で紹介することは、すべて著作権の侵害になりえると言えますでしょうか。また全文をそのまま転載するのではなく、一部を引用の形で紹介した場合、どの範囲ならば「著作権侵害にあたらない」といえますでしょうか。

リンクを貼るのではなく,文章の掲載となれば著作権処理が必要です。

主従関係については、最終的には、侵害で訴えられた時に事案ごとに裁判所で判断をすることになります。単純に分量だけで、主従関係の判断はできませんが、最低限でも引用して利用する側の著作物が過半数以上でなければ難しいと一般的には言われています。写真や絵画について、丸ごと1枚を複製した場合は、引用の抗弁が認められるのは厳しいと思います。

ダ・ヴィンチニュース:まとめサイトは違法! 話題の転載問題に迫る! 【オタクの法律相談所】(2014年4月26日)

まとめサイトが転載したせいで減ったニュースサイトの閲覧数や本来入ってくるはずだった収入などを元にして、発生した損害については確実に請求できるでしょう。

著作権は強い権利なので、記事の差止めや損害賠償は可能です。

ニュースサイトの記事を転載しているまとめサイトや2ちゃんねるのスレッドは違法であることがわかりました。

ニュース記事や画像、動画コンテンツをまとめる「キュレーションメディア」が台頭する中、改めて著作権法に注目が集まっています。作る側と広める側、それぞれが、共栄共存できるような仕組み作り(ガイドラインや法整備)が急務なのかもしれません。

キュレーションサイトやバイラルメディアの収入源

ここまで書いてふと思ったのですが、そもそも「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」はどうやってマネタイズしているのでしょうか?

どんなにアクセスが増えても、マネタイズできなければサイトの継続は難しくなります。

調べてみたところ、どれもアドセンス広告がメインの収入源のようですね。

確かに、アドセンスはページビューに応じて収入が増えますからね。売る力がない人でもアクセスを集める力がある人ならマネタイズできます。

というわけで、マネタイズという側面から見ると、「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」の運営者はアドセンサーって感じですね。

アフィリエイターの場合、自分で記事を書いたり、お金を払って記事を外注したりしてコンテンツを作り、そのサイトにアドセンス広告を掲載して報酬を得ています。

一方、「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」は他人が過去にアップした記事や動画、画像をメインコンテンツとして使い、SNSで拡散させてアドセンス報酬を得ています。

おそらく、自社でオリジナルコンテンツを用意するより、既存のコンテンツを再利用・再編集する方がコスト的に安く済むという側面があるのでしょう。

また、SEO対策のような頻繁にルールが変わる不安定な集客法に依存するより、つながりを大切にするマイルドヤンキーや情弱なピュアピュア君たち、情報に敏感なネットオタク、暇を持て余す学生や主婦などに広めてもらった方が集客も安定するという側面もあるかもしれません。

つまり、コンテンツ面においても、集客面においても低予算で済むという側面があるのかもしれません。

いずれにせよ、経済的な恩恵があるなら、今後は個人で「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」をやる人も増えそうですね。

簡単に「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」を作れるツールやノウハウなどがinfotopで販売されるかもしれません。

そうなると、アフィリエイターとして注意したいのが記事のパクリだったり、重複コンテンツです。

自分のサイトがオリジナルなのに、Googleにコピーサイトと誤解されて圏外に飛ばされたら、たまったもんじゃないですよね。。

MERYの出典リンクはJavascript

「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」の出典や引用のリンクが直リンクがあれば、ナチュラルリンクとしてSEO的にも価値があるのかもしれませんが、中には「MERY」のようにJavascriptでリンクしているキュレーションサイトもあります。

出典リンク

出典リンクも小さく薄い文字で、まるで隠しリンクのようです。。

Javascriptでリンク

どういう意図があるのか分かりませんが、なぜかリンクがJavascriptです。onclickでwindow.openさせています。

直リンクじゃないので、リンクジュースは流れません。

他人のサイトのコンテンツで成り立っているサイトなのに、直リンクで出典として紹介しないのはどういうことなんでしょうか?

発リンク数を減らして、サイトの価値を高めたいというSEO的な意図があるのでしょうか?

ちょっと分かりませんが、はっきり言って図々しいですよね。。

MERYのようなサイトこそ、Googleは重複コンテンツサイトとして低品質を与えればいいのにと思ってしまうのは、僕だけでしょうか?

コピー・パクリ対策

「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」のコピーやパクリの対策になるかどうか分かりませんが、テキストコピーや画像コピーに対する敷居を上げることはできます。

その方法は2つあります。

(1)右クリックを禁止にする
(2)キーボードのコピー「Ctrl+C」を禁止にする

右クリック禁止にするには、HTMLのbodyタグに次のように書きます。

<body onContextmenu=”return false”>

キーボードのコピー「Ctrl+C」を禁止にするには、HTMLのbodyタグに次のように書きます。

<body onCopy=”return false”>

両方禁止にするには次のように書きます。

<body onContextmenu=”return false” onCopy=”return false”>

これで右クリックもキーボードコピー(Ctrl+C)もできなくなります。

ただ、この対策は諸刃の剣でもあります。

というのも今後、「出典リンク」「引用リンク」「参照リンク」などで紹介してもらう機会が減る可能性が高くなるからです。

つまり、ナチュラルリンクが付きづらくなるということです。

ですから、すでに狙ったキーワードで上位表示されていて、記事や写真をパクられまくっているサイトだけにやってみるというのも1つの手です。といっても、その後のナチュラルリンクが付くスピードは減るでしょうから、順位下落の可能性もありますが。

右クリックやキーボードコピーを禁止することによって、丸々パクられる可能性は減りますが、ナチュラルリンクが付く可能性も減るという諸刃の剣ということですね。

最後に・・・

今回の記事はキュレーション的な感じで書いてみました^^

僕タイガーがキュレーターで、「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」について、アフィリエイターの視点で整理・編集し、僕なりの評価を与え、さらに新たな価値が加わるようにまとめてみました。

この記事を書きながらふと思ったのですが・・・

「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」なるものが増えて、重複コンテンツが増えて、その結果として相対的にオリジナルコンテンツの価値が上がり、僕のように自分の言葉で作ったアフィリエイトサイトの価値が上がり、検索エンジン上で露出が高まっているのかな?とも思ってしまいました・・・。

まとめ系って、手っ取り早く必要な情報にアクセスできるので便利なのですが、アフィリエイターとしては自分のサイトの内容がパクられて、それが原因でサイトが圏外に飛んでしまうのだけは避けたいですよね〜。

「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」が増えた今、検索エンジンはオリジナルとコピーの違いをしっかり見分けられるようになって欲しいですね!

そして、「キュレーションサイト」や「バイラルメディア」には直リンクでしっかり出典として紹介して欲しいと思います。

小さくて薄い文字ではなく、もっと目立つように出典として紹介して欲しいですね。

ましてや、Javascriptでリンクなんて問題外ですね・・・。

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